海外における取組(Foreign Trend)
米国の動向(Movement in U.S.A.)

reference:Xcel Energy SMART GRID CITY
(URL:http://smartgridcity.xcelenergy.com/learn/downloads.asp)
●米国では、電力網が老朽化し非効率で広域大停電が発生している。それにも係わらず、電力網の投資が進まず脆弱なところへ、大量の再生可能エネルギーが送電される状況となり、連邦政府・DOEとNETL (国立エネルギー技術研究所)が中心となり対策を検討している。
●事例として、Xcel Energy社が電力を供給するコロラド州ボルダー市にて実施中の「スマートグリッド・シティー(The Smart Grid City)」が挙げられる。
Xcel Energy社は、供給側の変動対策と、需要側(家庭内)の自動化を通じたエネルギー消費マネージメントを想定している。
●分散電源、高速・双方向通信、家庭内エネルギー制御による手法を用い、また配電系統の至る所にセンサーを配置して系統遮断・復旧を可能にする(高速連系)としている。さらにスマートグリッドの効果検証を行い、将来的な法整備に役立てる。現在フェーズⅡが進行中である(2008~2010年)。
●一方、米国の構想とNEDOの国際展開構想が一致し、現在日米共同実証プロジェクトがニューメキシコ州にて開始された。アルバカーキー市における商業地域マイクログリッド実証では、ガスエンジンコージェネ、燃料電池、蓄熱槽、太陽電池を用いたデマンドレスポンスの実証が行われる予定(2013年まで)。
欧州の動向(Movement in European Countries)

Reference:cRRescend Project
(URL:http://www.crrescendo.net/crrescendo.php)
●欧州では電力網の国際連系が発達している中、風力発電等が大量に導入された結果、送電網の渋滞や広域停電(北欧停電)が発生し、欧州委員会が対策としてスマートエネルギーネットワーク等のコンセプト提示や、各種実証研究等を行っている。
●ECの支援策(持続可能かつエネルギー効率の高いコミュニティー実現に向けた、地域・コミュニティーへの支援プログラム:CONCERTO)として、都市レベルで取り組む「スマートコミュニティー」がある。
●この支援策には、それぞれ異なる18のプロジェクト・45のコミュニティーが参加している。
●再生可能エネルギー、CHP、地域暖房、エネルギー効率化設計、エネルギーマネージメント等を統合・最適化することに焦点を当て、地域の配電系統および分散型電源を含めたマネージメントにより、再生可能エネルギーの変動対策を行う。採用された個別の技術は、太陽光発電:31件、コージェネ:29件、太陽熱利用:29件、地域冷暖房:23件、バイオマスボイラー:12件、その他である。
●オランダ・アルメール(Almere)では、再生可能エネルギーと建築物の効率化を統合した手法を都市計画・街区開発に適用し、検証・評価する。大規模太陽集熱と既存CHP/DHCを組合せCO2排出量を50%削減したり(Noorderplassen)、太陽光発電とバイオマスCHPにより電力(100%)と熱(80%)を供給する(Columbuskwartier)。
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