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2015/12/17
国交省、下水汚泥焼却廃熱を高効率に活用する発電技術の導入ガイドラインを策定(12月7日)

 国土技術政策総合研究所は、平成25年度より実規模プラントで実証してきた下水汚泥を焼却する際に発生する廃熱を活用して発電を行う技術として2技術を実用化し、技術導入ガイドラインを策定した。
 下水処理場における電力使用量のうち、汚泥処理における電力使用量は 2割以上を占めており、加えて焼却の際に多量の補助燃料を必要とする等、汚泥処理の省エネ化の推進が課題となっている。
 実証の結果、従来技術との比較では、「下水道バイオマスからの電力創造システム技術」はエネルギー消費量を 113%低減させ、「脱水・燃焼・発電を全体最適化した革新的下水汚泥エネルギー転換システム技術」はエネルギー消費量を 77%低減できることが明らかになった。
 導入ガイドラインの策定を契機として、エネルギー多消費型の汚泥処理システムから脱却し、エネルギー創出プラントへの転換が進むことが期待される。

 http://www.nilim.go.jp/lab/bcg/kisya/journal/kisya20151207-1.pdf

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