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2015/07/30
京大など、アンモニアを燃料電池の燃料に 発電に成功 (7月22日)

 京都大学とノリタケカンパニー、三井化学、トクヤマの共同研究グループが、アンモニアから直接電力を取り出すアンモニア燃料電池の世界最大規模の発電に成功した。JSTの委託研究。
 アンモニア燃料専用のSOFCスタックを新たに開発し、200W級のスタックに直接アンモニアを供給して発電した。配管部を腐食させる恐れのあるアンモニアをリークさせないで封止できる特殊ガラスを開発し、アンモニア燃料を直接供給して発電することを可能にした。純水素を燃料とする場合と同等の発電効率53%(LHV)を達成した。化石燃料を利用する通常の燃料電池に比べてCO2排出量の大幅な削減効果が期待できる。今後は、家庭用を想定した1kW級の実証実験を行う。

 http://www.jst.go.jp/pr/announce/20150722-6/index.html

◇京都大学
 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2015/150722_2.html

◇ノリタケカンパニー
 http://www.noritake.co.jp/company/press/2015/07/ammonia2015.html

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