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2016/02/18
日立、40%の低濃度バイオエタノールを用いた発電システムを試作(2月8日)

 一般社団法人宮古島新産業推進機構(MIIA)と共に、低濃度バイオエタノール燃料で発電する高効率な発電システムを試作。
 日立が40%の低濃度バイオエタノールを用いて発電する高効率なエンジン技術を、MIIAがこれに用いるバイオエタノールを効率的に製造する技術を開発した。
発電機に搭載したエンジンは、排熱を利用して低濃度バイオエタノール燃料から水素を発生させ、低濃度バイオエタノールと水素を燃焼して動かすことで、動力変換効率を高めている。
 燃料に用いたバイオエタノールは、40%と低濃度であり、危険物として扱う必要がなく、安全性を確保したもの。
 これまで主に自動車燃料に利用されてきたバイオエタノールの用途を発電分野へと広げるものであり、今後CO2排出量の削減効果が大きな地域分散型発電の実用化をめざし、研究開発を進めていく。
 本研究開発の一部は、2014年に採択された環境省の「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発/実証事業(低濃度エタノール燃料使用高効率改質エンジン等革新的バイオエタノール利用技術の開発)」によるもの。

 http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2016/02/0208a.html

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