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業界最新動向

採用事例

2016/09/01
東京ガスグループ、栃木の工業団地で工場間一体省エネルギー事業 (8月25日)

 東京ガスは、子会社の東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES)が、栃木県宇都宮市の清原工業団地内で隣接するカルビー、キヤノン、久光製薬の既存7事業所を対象に、電力と熱(蒸気や温水)の供給契約を締結したと発表した。
 省エネ・省CO2およびBCP(事業継続計画)強化を目的に3万kW級のガスコージェネレーションシステムを備えたエネルギーセンターと電力自営線などの供給インフラを整備して、2019年1月から事業開始を目指す。事業所での環境負荷低減を目指すカルビー、キヤノン、久光製薬の3社が、電気や熱の需要状況の異なる複数事業所の情報をエネルギーセンターに集約し、電力と熱(蒸気や温水)をそれぞれの事業所に効率的に供給することで、約20%の省エネとCO2排出量の約20%削減を実現する。商用電源の停電時にも各事業所への電力と熱供給が行えるため、事業継続に必要なエネルギーが確保できる。工場の省エネルギー化を支援する経済産業省の「エネルギー使用合理化等事業者支援補助金」の採択事業で、栃木県の「とちぎエネルギー戦略」、宇都宮市の「宇都宮市地球温暖化対策実行計画」などのモデル事業として、全国への発信も期待されている。

 http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20160825-01.html

◇栃木県
 清原工業団地における面的エネルギー供給事業について
 ~内陸型工業団地における国内初の工場間一体省エネルギー事業~

 http://www.pref.tochigi.lg.jp/d01/houdou/kiyohara-energy-center.html

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