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2015/12/10
住友化学、CO2分離膜の実証試験に成功 国内化学メーカーへの設備導入に向けた検討を開始(12月1日)

 同社の子会社 CO2 M-Techは、開発中の CO2分離膜の実証試験で良好な結果を得られ、2017年初頭を目途に、国内化学メーカーの工場内に CO2分離膜の商業設備を導入する検討を進めていくことで、同社と合意した。
 開発中の膜分離法による CO2分離技術は、既存の化学吸収法に比べプロセスがシンプルでエネルギー消費を大幅に削減でき、かつ、設備の大きさを2/1以下に小型化できる点が特徴。
 2013年に合弁会社 CO2 M-Tech を設立し事業化に取り組んできた。
 2014年 5月から同社の愛媛工場で、また 2015年 9月からは国内化学メーカーの工場内にパイロット設備を導入し、実際のプラント稼働環境下での実証試験を行い、分離膜の CO2透過性能や耐久性などを確認してきたもの。
 http://www.sumitomo-chem.co.jp/newsreleases/docs/20151201.pdf

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