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2016/06/16
産総研、安価かつ環境に優しい共融系二次電池を開発(6月8日)

 三菱自動車工業と共同で、世界で初めて正極側の活物質に共融系液体を利用した二次電池を開発した。
 二種類の固体物質を共融点組成で混合すると、凝固する温度が大幅に低下する。レアメタルを含まない安価な三塩化鉄六水和物 (FeCl3・6H2O)と尿素(CO(NH2)2)とを共融点組成で混合して液体とし、これを正極側の活物質として用いた。
正極側の電解液を別途必要とせず、また固体で問題になる構造劣化が生じない点が、電池を構成する上での大きな利点となる。

 http://www.aist.go.jp/aist_j/new_research/nr20160608/nr20160608.html

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