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2015/05/21
東大、熱エネルギーを保存し弱い圧力で放熱できる蓄熱セラミックスを発見 (5月12日)

 東京大学の研究グループは、永続的に熱エネルギーを保存できるセラミックス「蓄熱セラミックス」という新概念物質を発見した。
 チタン原子と酸素原子だけでできた「ストライプ型-ラムダ-五酸化三チタン」という物質で、水の溶解熱の約70%に相当する熱エネルギーを吸収・放出し、保存した熱エネルギーを、60MPa程度の圧力を加えることで簡単に取り出せ、熱のほか、電流や光照射などの方法でも熱エネルギーの保存・放出が繰り返しできる。
 太陽熱発電システムや、工場での廃熱エネルギーを有効に再生利用できる新素材など、幅広い用途の新素材として期待できる。

 http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/6185/

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