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2015/12/10
IHI、石炭火力発電所でバイオマス混焼率25%(熱量比率)を実証(12月2日)

 環境省からの委託事業「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」として2013~2015年度の予定で行っている「バイオマス高比率混焼による石炭焚火力CO2排出原単位半減に向けた先進的システムの実証」において、新日鐵住金 釜石製鐵所内エネルギー工場(出力:149MW)で、純国産木質ペレット燃料を用いて、熱量比率25%・重量比33%のバイオマス混焼による安定運転を2015年11月に達成した。
 今後は、この成果を活かして実機設計を行い、2017年度の商用運転開始を目指す。
 今回実証された燃焼方式は、既存の発電設備に小規模な改造を加えることで、現状数%程度に留まっているバイオマス混焼率を格段に引き上げることが可能で、混焼比率を50%以上としてCO2排出原単位半減することも技術的に可能。
 今後、国内で稼働している多くの石炭火力発電所に適用されることが期待される。

 http://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2015/press/2015-12-02/index.html

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