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2016/04/21
福岡工業大、落差のない水路にも設置できる小水力発電機を開発 (4月12日)

 福岡工業大学(福岡市東区)の研究グループが、落差がない流れの緩やかな水路に低コストで設置できる「フラッター水力発電装置」を開発した。
 従来の水車を利用する発電装置とは異なり、水中翼が流れに対し左右に往復運動して発電する形式の水力発電で、水
流の落差が不要で低流速から発電できるのが特長。また、高速回転部を持たないシンプルな構造のため、ごみの付着や詰まりにも強く、水中生物にとっても安全な構造であるなどの特長もある。水量が少なく、ゆるい流れの農業用水路などにも大きな工事を伴わないで設置できるため、送電線を引くことが難しい地域で、LED外灯の点灯や災害時の非常用電源、電動農機具の夜間充電等への活用が期待できる。

 http://www.fit.ac.jp/newsrelease/archives/28

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