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コージェネの基本形態

「コージェネレーションシステム」とは、熱源より電力と熱を生産し供給するシステムの総称であり、国内では「コージェネ」あるいは「熱電併給」、海外では、 ”Combined Heat & Power” あるいは ”Cogeneration” 等と呼ばれる。

コージェネには内燃機関(エンジン、タービン)や燃料電池で発電を行ってその際に発生する熱を活用する方法、蒸気ボイラーと蒸気タービンで発電を行って蒸気の一部を熱として活用する方法がある。

国内では主に内燃機関による方法が用いられ、一部熱供給を伴う大型発電所や木質系バイオマス・コージェネにおいてボイラー・タービン方式も見受けられる。欧米では、後者が主流であるが、徐々に天然ガス・コンバインドサイクルにリプレースされつつある。

内燃機関(ガスエンジン)を用いた民生用コージェネの基本構成等を右図に示す。

発生電力は商用系統と連系し供給され、排熱から発生する蒸気や温水は、製造業のプロセス利用や空調用の吸収式冷凍機、あるいは給湯の熱源として利用される。

近年では、原動機の高効率化が進み、50% (LHV基準) 以上の発電効率、また、熱のカスケード利用により35% (LHV基準) 以上の排熱回収効率を得ることができ、高い総合効率を実現できるようになった。

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