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脱炭素燃料について

アンモニア

「水素基本戦略」においてアンモニアは水素キャリアの一つとして位置づけられる一方、発電や船舶等への展開が図られている。
経済産業省「燃料アンモニア導入官民協議会」の“中間取りまとめ”(2021.2)では、発電用途のみならず工業炉用途やコージェネでの技術確立も視野に入れた開発を行うことが目標とされている。
2023年2月閣議決定された「GX実現に向けた基本方針」でも、水素と合わせてアンモニアは、カーボンニュートラルに向けた突破口となるエネルギーの一つである、と位置づけられた。
水素と同じく燃焼してもCO2を発生しないカーボンフリーな燃料と言える。

アンモニアは単位質量当たりの発熱量が水素や炭化水素より小さく、燃焼速度も遅いため燃えにくい性質があり、発電向では石炭火力への混焼や大型ガスタービンでのアンモニア分解燃焼での利用が検討されている一方、コージェネ適用の観点では中小型ガスタービンでのアンモニア直接燃焼の研究開発が進められている。 

出典:経済産業省HP(令和2年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2021)│ 第3部第8章第4節
燃料アンモニアの導入拡大に向けた取組)より
https://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2021/html/3-8-4.html