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2015/07/16
NEDO、アルミ系廃棄物から水素を抽出 発電利用システムの検証に着手 (7月10日)

 NEDOは、アルミ系の廃棄物から水素を抽出する実証試験に着手する。プロジェクトの実施者はアルハイテック社。
 朝日印刷の協力を得て、アルミ系廃棄物から水素を発生させ発電に利用するシステムの有効性を検証する。リサイクルが困難なアルミ系廃棄物から資源・エネルギーを取り出す画期的な試みで、システム実用化の目処が立ったことから実際に稼働している工場で検証する。廃棄物の紙とアルミ、プラスチック複合材から分離機でパルプ成分を取り出し、残ったアルミ付プラスチックを乾留炉で加熱してガス・オイルと高純度のアルミに分離し、さらに分離回収したアルミを水素発生装置で特殊アルカリ溶液と反応させ、発生させた水素を発電などに有効利用するもので、アルミ系廃棄物900トンを処理した場合、約170万kWhの省エネ効果が期待できる。

 http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100409.html

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