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2016/01/28
埼玉県、"マグネシウム蓄電池" 世界初の実用化に目途(1月19日)

 県産業技術総合センター(SAITEC)は、世界初の実用化に目途をつける画期的な研究成果を得た。
 本開発のマグネシウム蓄電池は、安全性や大容量といった長所を持ったまま、室温での動作の安全性確保と、充放電を繰り返しても劣化を少なくすることに成功したもの。
 これまでSAITECはマグネシウム蓄電池の潜在能力の高さに着目し、研究開発を推進してきた。平成20年度から平成23年度にかけてはNEDOの委託事業に採択され、マグネシウム蓄電池の正極材料を開発して特許を取得した。(平成26年3月)。
 その後、NEDOの委託事業の成果をベースに県内企業と正極材料、電解液についての共同開発を行い、今回、これまで行ってきた研究成果である新材料を使用した正極と新しい電解液を組み合わせることで初めて実現したもの。この電解液については新たな特許も出願済み。
 今後、電池メーカーや県内企業等と共同開発を行い、安全で小型軽量・大容量なマグネシウム蓄電池の製品化を目指す。

 http://www.pref.saitama.lg.jp/a0001/news/page/160119-01.html

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